建設業界は深刻な人手不足にあり、総務省の労働力調査によると、2021年3月度の建設就業者数は499万人、ピーク時の1997年の685万人から約27%減少しています。さらに、建設業就業者のうち29歳以下は約11%で推定55万人と就業者の高齢化が進んでおり、若い世代への技術継承が大きな問題となっています。
私が事業をしております、東北エリアにおいてはむしろ全体平均よりも早く就業者の高齢化による技術、ノウハウの断絶が起こっているように感じます。 当社としては20代の社員を積極採用するよう努めてはおりますが、目の前に素晴らしい技術やノウハウをお持ちの工事会社様が廃業していくのを見て何か解決策がないかと思案しているうちに、M&A(事業買収)という手法にたどり着きました。
当社ではこれまでに工事系の会社を4社買収しましたが、いずれも創業者や経営者の高齢化による事業継続課題を持つ会社様でした。
そして最初はわからないことだらけでしたが、専門家とのお付き合いも増え、自分自身の理解が進んできましたので、難しい専門用語も簡単な言葉でわかりやすくお伝えすることができるようになってきました。
また、私自身は二代目で先代が急逝してしまい、突然代表取締役を引き継ぐことになり、わからないことが多すぎて親族、兄弟姉妹、銀行、取引先、既存社員たちとのやりとりに大変苦労しました。(突発性難聴になりました)そこに追い打ちをかけるように、相続における税金の問題などもあり、2代目、3代目経営者の苦悩が少しはわかった次第です。
このような経験から、もっとM&Aの相談が広がった方が業界にとって良いと考えるに至り、また、時折M&Aについて教えてほしいとお声がけ頂くようになったため、ホームページに私直通の相談窓口を作りました。
この窓口は弊社の社員も見ることこなく、私だけに直接届くようになっておりますので御社のご相談内容が漏れることは絶対にありませんし、具体的な内容でなくとも一度お話ししませんかでも大丈夫です。もちろん無料でご相談にのっておりますので、気軽にご連絡いただけますと幸いです。
なお、M&A仲介業者はこちらの窓口からのお問い合わせはご遠慮ください。よろしくお願いします。
株式会社東北ターボ工業
代表取締役
生内 一晶