株式会社東北ターボ工業の産業廃棄物処理は、地熱開発の汚泥処理から始まりました。岩手県の自然環境を生かした場所に、汚泥の中間処理場、最終処分場を擁しています。産業廃棄物の収集運搬・処分を環境負荷が少なく、安全に配慮した処理を追求し、人と自然とテクノロジーの共生を目指しています。また、産業廃棄物処理法の尊守を徹底し、定期的に地域の方々の視察を受け入れ懇談会を開き意見を受け入れて情報を公開することで、安全で高品質な地域社会の実現にチャレンジします。
産業廃棄物の収集運搬
産業廃棄物の収集運搬車両は、岩手県内最大クラスを誇り、新型の大型バキューム車から強力吸引車、アームロール車、深塵介車まで幅広く用意しています。また、取集・運搬においては、産業廃棄物の飛散・流出防止、悪臭・騒音・振動対策として、産業廃棄物の種類等に合わせた収集運搬車、保管容器を選択し、地域に安心してお任せ頂けるように取り組んでいます。
産業廃棄物の中間処理の流れ
汚泥の醗酵舎や受入汚水槽、脱水機などが設備されています。
有機汚泥の堆肥化処理施設
無機汚泥処理施設
無機汚泥の処理方法は、再生資源化(ユニソイル)して、さらにエコマーク認定を取得して埋め戻し材、下層路盤材、防草材として再生利用販売する方法と、汚泥を濃縮・脱水等により汚泥の容積を減らし(減容化)、衛生的で取り扱い易い状態にしてセメント工場へマテリアルとしての再生利用のために搬出する方法の2種類あります。有機汚泥も同様に濃縮・脱水・発酵等の方法により中間処理し、堆肥として再生利用を実現しております。
取り扱い許可種目
【収集・運搬】
〈産業廃棄物〉
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、金属くず、 ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さい、がれき類、動物のふん尿、ばいじん、産業廃棄物を処分するために処理したもの (石綿含有産業廃棄物を含む。)
〈特別管理産業廃棄物〉
廃油(揮発油類、灯油類及び軽油類)、廃酸(ph2.0以下)、廃アルカリ(ph12.5以上)、感染性産業廃棄物、廃石綿等、汚泥(有害なもの)
【処理・処分】
〈中間処理〉
汚泥、動物のふん尿、動植物性残さ、廃酸、廃アルカリ(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
〈最終処分(埋立処分)〉
燃え殻、汚泥、廃プラスチック類、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さい、がれき類、ばいじん、産業廃棄物を処分するために処理したもの(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)
【堆肥製造・販売】
普通肥料・・・東北農政局届出済
特殊肥料(バーク堆肥)・・・岩手県農政部届出済
管理型最終処分
最終の放流水は、浄化施設から光酸化による殺菌漂白の施設を通り、魚や水鳥の生息している池を経由して境外へ流れます。
浄化施設
放流池
中間処理施設の故障や緊急時を除き、通常は受け入れてません。
資源循環を重視し、埋め立て処分物は県営の「いわてクリーンセンター」を利用しています。