管路清掃
管路施設のメンテナンスが必要な理由
下水道管路の流下能力を維持するために、土砂やゴミなどを取り除く清掃作業を実施することで、供水等の災害を防ぎます。管路内には、管きょの継ぎ手から侵入した木根、モルタル等工事の残材や不法投棄物等もあり、これらの堆積物を放置した場合、流れが悪くなるだけではなく閉塞することもあり、異臭や有毒ガス発生の原因ともなるため、メンテナンスが必要取ります。
管路施設の清掃と特徴
高圧洗浄車と強力吸引車による清掃の流れ
高圧洗浄車を使い、下流側のマンホール等から強力な圧力によって水を押し出し、下水道内の汚泥や汚物などを掻き出します。マンホール内に集められた先に、強力吸引車の吸引ホースを伸ばして、流砂土砂や汚泥を吸引して、産業廃棄物として適切に搬出、処理します。
吸引ホースは吸引先が遠いほど、吸引力が落ちるため、現場に応じた車両をチョイスすることで、効率の良い作業を行うことが可能です。
管内清掃の特徴
管内に固着したモルタルや侵入してきた樹木根は、管内TVカメラ等で位置を確認しながら超高圧の洗浄水を当て斫り、切断をして取り除きます。また管の継ぎ手部分をはみ出したパッキンやモルタル、木の根の除去には穿孔ロボットを使用して除去することも可能です。先端に研削ヘッドを取り付けたロボットを牽引挿入して、管内TVカメラで位置を確認しながら削り取り、切断することができます。